今までの経験を活かして

今までの経験を活かして自ら起業される方、蕎麦作りの趣味が高じて手打ち蕎麦の店を開業されるなど、様々なケースがあるようです。
テレビでも活躍されていますが、有名銀行に在籍しながら作詞作曲を手掛け、結果的に脱サラされた方も居られます。
私の身近にも、外資系の大手IT企業で活躍されていた方で、会社を辞め趣味のカレー作りを活かしてカレー専門店を開業された方がおられました。
また仕事の専門性を活かして起業された方も沢山おられました。
他にも独立して小説家になったり、喫茶店などの飲食店を開業されたり、農業に従事されたりとかのケースもあるようです。
今迄のサラリーマンとはまるで違った世界に入る訳ですから、余程の決断がないと実行出来そうにありません。
家族を抱えて生活を支えていけるのか、将来性もあるのか、体を壊したりしたらどうなるのか、様々な不安が横切ると思います。
その不安材料を払拭するには、一般的に行われている転職とは比較にならない程のエネルギーが必要になると感じます。
別に転職を軽く見る訳ではありませんが、やはり「独立」というのは大変だと思います。
独立の喜びと苦労
仕事の内容は別にして、独立が実現した時の喜びは計り知れないものがあると思います。自分の専門性を活かして起業した場合、いわゆる一国一城の主になる訳でそれなりに業績が上がれば収入も増加し、また新しく仕事の分野を拡大していく喜びも大きいと思います。
そして趣味を活かして独立した場合、何よりも好きな事をするのが仕事になる訳ですから、ある意味羨ましい限りです。
反面、その苦労もサラリーマン時代とは比較にならないものがありそうです。
サラリーマンも決して楽な仕事ではありませんが、独立して生業を営むとなれば、仕事の確保から始まって、お金の遣り繰りから人の管理まで全ての事に目配せが必要です。
サラリーマンであれば、極端な言い方をすれば言われた事を確実にこなしていれば給料を頂けます。
何とか食べていけます。
独立した場合は全ての事が自分の肩に掛かってきます。
難しい判断も自己責任で進めていく必要があります。
社員を抱えれば給料を含めて毎月の資金繰りも確実に行う必要があります。
本当に大変だと思います。
でもそんな苦労があるからこそ、成果が出ると喜びもひとしおなのかも知れません。
転職を考える時、脱サラして独立する事を考えるのも一つの選択肢かも知れません。