採用後の必要な手続きについて
希望する企業より採用の案内を頂いた時、転職は本当にタイミングとご縁だということをつくづく認識致します。雇用者の求人ニーズと自分自身の転職ニーズがなければ成り立ちません。
見事、採用に至り、自分自身もその会社で勤務を開始したいと願う場合、どのような手筈となるのでしょうか。
必要な手続きに関しては、雇用者によって異なります。
事例として私の経験をご紹介させて頂きます。
まず、自分自身で求人に応募した場合につきましては、雇用者から様々な書類が送られてくると思います。
雇用者と自分との契約を示す「雇用契約書」では、勤務開始日や配属部署、ポジション、給料、賞与などの情報が表記されています。
また、「個人情報保護契約」は、最近では徹底している企業が多く、企業の中において、知りえた情報を外部へ持ち出さない等の内容が記されています。
そして、最後は勤める上での「勤務契約」があります。
主に休暇の取り方や昇給制度等の内容が記されていますが、その他には会社に対して、大きな損害等を与えた場合の対処についてなど詳しく書かれています。
人材紹介会社経由で転職を決められた方につきましては、これ以外に人材紹介会社との契約を締結させる必要があります。
契約書の事前理解
例えば、雇用者と転職希望者は人材紹介会社を経由し、雇用契約を結んだことを記す契約書があります。そして、ここでも「個人情報保護契約」を締結する場合が、ほとんどのように思います。
昨今では、これらのことを入社前に実施する会社がとても増えております。
契約の為というのもございますが、特に雇用者から送付される契約書につきましては、今後の勤務先となりますので、しっかり読み、事前に企業のルール等を確認しておくことをお勧めします。
自分が思っていたことと、会社のルールが異なることは、良くあることです。
そのようなことが起こらぬよう、しっかりと目を通しておくと良いですね。
外資系の企業の場合は、日本語にローカライズされているものもございますが、英語で表記されている場合もあるかと思います。
この場合も重要な事項が表記されている場合があるので、翻訳は大変かと思いますが、確認しておいた方が良いと思います。
これらのことを行い、問題無いようでしたら、サインと捺印をし、規定の日付までに書類を返送するという運びになります。
お分かりになるよう契約書は企業のルールや自分の立場を表しているものです。
事前に理解をしておくことが、とても大事ですね。